Runcam Hybrid NDフィルター試作 / Runcam Hybrid Modified Lens

どうもヨシオです。


遅延がほぼなくて、4k撮影も可能なHDカメラ

"Runcam Hybrid"


大変気に入って使っていたのだが、


…重大な欠点がある。。

NDフィルターが無いのである。。
照度が高い昼間に撮影すると・・盛大にジェロジェロになる。。


※参考動画(遠方まで撮影すると・・ジェロが発生している)
https://youtu.be/axa4ltZk7yg


しかも特殊な形状なので・・
汎用のNDフィルターを加工して付けるのも容易ではない。。



録画用とFPV用のレンズの高さが揃っていなくて・・隙間も少ない・・
一度、無理やり他のカメラのNDフィルターを付けてみたが・・
盛大にケラレが発生して使おうと思えなかった・・


"もう・・このカメラも卒業かな・・"


そんなことも思いながら
色々とネットを漁って調べていくと・・


一眼レフカメラの世界では『ゼラチンフィルター』なるものがあるらしい。。
レンズの外側に使うNDフィルターは大きく高価なので、センサー側にマウントして使うフィルターだそうだ。。


どうせ納得のいかなくなったカメラなので、
レンズ内側にナンチャッテゼラチンフィルターをやってみることにした。



使うのはコチラ・・450円(税別)で買ってきた車用の遮光フィルム。。
(大丈夫か・・)


可視光線透過率が13%だから・・
100 / 13 ≒ 7.7
取り込む光をおおよそ1/8にしてくれる!
そう・・ND8になるのだ!!
(ホントか・・大丈夫か・・)




レンズに使うフィルムは・・ほんのちょっぴり・・
失敗はいくらでもできるぞ・・



遮光フィルムには糊が付いているから、おもむろに貼るだけで固定完了。。
貼り終えたら周りからハサミで余分な分をカットした。。
※ここで注意ですが、レンズのネジ山にグリスがのっているんです。。慎重に扱ってレンズ表面にグリスが付着しないように気を付けないといけません。。

そして、綿棒を使って、レンズに密着させた。。
こんな感じで完成!!


カメラに戻して・・ピント合わせ作業。。
HDカメラレンズのピント合わせは、録画を行い
録画映像でピントが合っているかどうか探っていかなければならない。。


もり先生考案の方法だが・・(もり先生??知る人ぞ知る・・もり先生。。)
レンズの表面に印のテープを貼り、
録画を開始してレンズを緩めたり締めたりする・・

その録画映像を見返して・・
おおよそレンズに付けた印の位置でピントを合わせていくのである。。

こだわると迷宮入りしそうな作業である。。
最後は、あきらめが肝心だ・・。


そして、テスト撮影したのがコチラ
https://youtu.be/-vPhDfN3l1g




おお・・なかなかうまくいったぞ・・
ジェロがのらなくなっただけではなく、ブラーも発生して滑らかな映像になり
白飛びしていた箇所も映るようになった!!
ケラレも出ていない!!


・・が・・なんだか周囲のピントが合っていない。。
(これはこれでうまく加工できれば・・ミニチュア効果撮影が出来そうなのだが・・)


バラシて検証した結果・・
レンズのフチがわずかだが突起していることに気付いた・・



大げさな表現になるが、下の図の様になっていたのである・・


試作1号は周囲からはみ出たフィルムをカットしたので、、
レンズの周囲に隙間ができていてピンボケが出ているようだった。。


これをふまえて試作2号は、レンズのフチの内側を慎重にカッターでくり抜いた。。
そして、綿棒で磨きながら密着させた。


試作2号機の映像がコチラ・・
https://youtu.be/vY7bFIiFtdk




はい。。
これは化けましたよ。
ジェロジェロだった海の上の景色もキレイに映るようになりました!

これは・・しばらくRuncam Hybridで遊べそうです。。



どうもヨシオでした。。

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