続)ブラシレスモーターのスター結線と、デルタ結線を考える。。

どうもヨシオです。


ブラシレスモーターのスター結線と・・デルタ結線でまだモヤモヤしております。。

色々ネットを漁ってますと・・同じ条件だと、デルタ結線の方が3倍電流が流せるのでパワフルなんだそうです。。(いやーこの歳になってこの辺りの勉強をすることになるとは・・)

今回は、コイルの数が12 磁石の数が14個あるモーターを考えてみました。
5インチ機なんかに使われているモーターですね。。
14p12sっていうそうな・・


それでは・・マンガを描いていきましょう・・
コイルって抵抗になるので抵抗の記号で表しました。
赤で表したのがN極になるように巻いたもの、青がS極になるように巻いたものを表しています。

次に、モーターのマンガ。。
回りの長方形が磁石で14個付いてます。
中央にあるステーターと呼ばれるコイルが巻いてあるものが12コイル分あります。



14p12sのモーターは、こんなふうにつなぐそうです。
3つの端子から配線しました。表記はUVW。。モーターの表示によく出てくるUVW。。



・ ・ ・ ・ ・


今回は、デルタ結線から見てみます。
デルタ結線の配線はきれいですね!



そこに電気を流します。
右側のモーター図は、コイルの磁力の強さを色の濃さで表現しました。

赤い配線がプラス側、U相から入って・・一個目のコイルの前で並列回路になります。
オレンジの配線と、ミドリの配線。
オレンジ側が、コイルが4つ。ミドリ側が、コイルが8つぶら下がっています。
ミドリ側の電気抵抗が、オレンジ側の倍ですので、、
例のごとく、電流は分散されます。半分づつではなく、
流れやすいオレンジ側に2/3、ミドリ側に1/3です。

ちょっと、確認のために計算してみましょう。
【条件】
バッテリーからの電圧=10V
コイルの電気抵抗=1Ω

オレンジ側の抵抗値・・1+1+1+1=4(Ω)
ミドリ側の抵抗値・・1+1+1+1+1+1+1+1=8(Ω)

直流回路の電圧は、並列回路には等しくかかるそうな・・
電流値をオームの法則でもとめます。

オレンジ側の電流・・10(V) / 4(Ω) = 2.5(A)
ミドリ側の電流・・10(V) / 8(Ω) = 1.25(A)
合計で3.75Aだそうです。
デルタ結線に10Vで印可したら、3.75A流れる。。

・ ・ ・ ・ ・

次にスター結線。。




スター結線の方がお休みをいただくコイルができるから、、いいんじゃない??

(ありゃ・・図にデルタ結線って書いてますけど・・スター結線です・・)

こいつも計算してみましょう。
【条件】
バッテリーからの電圧=10V
コイルの電気抵抗=1Ω

コイルの合計抵抗値・・1+1+1+1+1+1+1+1=8(Ω)

電流値をば・・10(V) / 8(Ω) = 1.25(A)
スター結線に10Vで印可したら、1.25A流れる。。

なるほど、、デルタ側が3.75Aでしたからスター側に流れる電流の3倍ですね。。


<電磁石を強化する方法>
・電流をいっぱい流す
・コイルの巻き数を増やす(コイル線の長さはそのままで)

とかいうのを見かけました。
なるほど、デルタ結線の方が同じコイルの場合、強くなるのか・・

なのでスター結線よりデルタ結線の方が同じコイルの場合KV値が上がるそうです。。

と、いうことは・・同じ大きさでKV値も同じぐらいのモーターがあったとしても・・
片方が、デルタ結線のモーターだった場合・・
デルタの方がロスがあるから不利になるでしょうねぇ。。



実際にモーターを巻き直してから・・また考えることにします。。



どうもヨシオでした。。

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